「いつもネガティブな感情が頭の中をぐるぐるしてしまう」「心配性で良くないことばかり考えてしまう」、そんな方は「思考の落とし穴」にはまってしまっているかもしれません。
自分の「2つの思考の落とし穴」に気付くことによって、穴にはまることを回避できるようになり、気持ちがスッと楽になります。私もこの方法で心がとても楽になりました!
「私のネガティブな性格はもう直せない…」と諦めてしまっている方にも、ぜひ試して頂きたい方法です。
2つの思考の落とし穴
ネガティブに考えすぎてしまう人は「2つの思考の落とし穴」にはまってしまっている可能性があります。よくある思考の落とし穴とは「過度の予測」と「破局視」の2つです。
「過度の予測」「破局視」…聞いたことない言葉だし、なんだか怖そうだな~
落とし穴に気付けば回避できるから大丈夫!まずはその2つがどんなものかを紹介するね。
過度の予測
破局視
「過度の予測」と「破局視」って似てる気がするけど、何が違うの?
「良くないことが起きるだろうと過度に予想する」という点は同じだけど、「自分には対処出来ない」という考えをしている場合は「過度の予測」ではなく「破局視」になるよ。
思考の落とし穴にはまらない方法
僕も思考の落とし穴にはまっちゃってることあるな~。どうやったら抜け出せるんだろう?
自分の落とし穴に気付くことが出来たら、抜け出すための大きな一歩を踏み出せているよ!ここからは具体的に抜け出す方法をご紹介していくね。
2つの「思考の落とし穴」にはまらないためには、「自分が勝手に思い込んでいる部分はないかな」「何か他の見方が出来ないかな」と実際に起こりそうな結果を現実的に吟味する必要があります。
「過度の予測への反論」「脱破局視」の2つの方法で現実吟味をして、状況を捉える「新しい別の解釈」を考えていきます。
過度の予測への反論
「過度の予測」を現実吟味するときには、以下の質問を自分に投げかけてみてください。
脱破局視
「破局視」を現実吟味するときには、以下の質問を自分に投げかけてみてください。
ワークシートで考えを整理
今の自分の状況と気持ちを整理して、「過度の予測」や「破局視」をしているところがないかを発見するためのワークシートを作りました。このシートを使うと「新しい解釈」も検討することが出来ます。
ワークシートを使わずに頭で考えてみるだけじゃダメなの?
頭で考えてみるだけでも価値があるけど、シートに書き出すことによってより頭も心も整理されてスッキリするよ!
参考文献・セミナー
本ブログの参考とさせて頂いた書籍をご紹介します。『不安とうつの統一プロトコル 診断を越えた認知行動療法 ワークブック』原著者:David H.Barlowほか 訳者:伊藤正哉ほか 発行所:株式会社診断と治療社
また、ブログ執筆にあたっては、2022年夏に参加したこちらのセミナーの内容も参考にさせて頂きました。『PASONA 生涯キャリア支援協会 100年キャリア講座 厚生労働省指定技能講習 意思決定から方策の支援へ 認知行動療法を踏まえたキャリア形成支援』担当講師:大野亮一郎先生
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