【小学生でも分かる】お肉になる動物の幸せのために頑張る人たち | nanase for life

【小学生でも分かる】お肉になる動物の幸せのために頑張る人たち

牛と女性 動物を救う活動

お肉を食べるときに、少しもやもやしたこと、ありませんか?

 

動物が好きな方は特に、一度はお肉になる動物のことを考えたことがあるのではないでしょうか。

 

お肉になる動物も大切ないのち。

生きている間は幸せに暮らしてもらいたい。

 

そんな想いで、お肉になる動物たちの幸せを、日々一生懸命考える人たちがいます。

 

お肉になる動物のことを「産業動物」と呼びます。

 

2019年11月、RSPCAの勉強会に4日間参加して産業動物について学んだ情報を、小学生でも分かるように、まとめてお伝えします。

 

※RSPCAとは、イギリスの、世界で一番歴史の長い動物保護団体です。

 

産業動物の気持ちを分かろうとする研究者

RSPCAには、産業動物を大切にする為に、もっと動物のことをよく知ろうと日々研究をしている研究者がいます。

 

何をしたら喜んでくれるのか?

何をしたら悲しませちゃうのか?

 

を科学的に研究して、数字でデータを出します。行動学や生理学など、様々な学問の研究が必要です。

 

豚さん、嬉しそうだよ!

牛さん、悲しそうだよ!

 

と、なんとなくの感覚で伝えても沢山の人には納得してもらえません。

 

じっくり観察して、長い時間をかけて研究し続けて、数字でデータを出すことによって初めて、沢山の人に納得してもらうことが出来ます。

 

なかなか目に触れることがないお仕事ですが、動物が幸せに暮らせる環境づくりをするためには欠かせないお仕事です。

 

今、イギリスでは魚の福祉に興味を持つ人も多いそうです。

 

魚は痛みを感じるのか?

魚は喜んだり、悲しんだりするのか?

 

科学的に、事実を明らかにしようとしている研究者がいます。

 

魚も悲しむということが分かったら、なるべく悲しませないようにしたいと思う人が増えるかもしれない。

 

科学的に明らかにすること。動物のことをよく知ること。動物の気持ちを分かろうとすること。これが、動物福祉の第一歩なのね。

産業動物を幸せにする仕組みをつくる教授

お肉になる動物は、どうせ食べちゃうから、どんな生活でも構わない?

 

ううん、そんなことはないはず。

 

人間だっていずれは死ぬけど、生きてる間は豊かに暮らしたいと思うでしょ?お肉になる動物も、きっと同じなんじゃないかな…。

 

そんな想いを持って、

 

産業動物が幸せに暮らしている農場の商品に、「オリジナルのマーク」をつける、という仕組みづくりをしている日本人の教授がいます。

 

教授は、実際に農場に行き、動物がどんな生活をしているかを見て、しっかりとチェックをして、動物が幸せに暮らせていると分かった農場だけに、オリジナルマークを渡します。

 

アニマルウェルフェア畜産認証

牛さんは怪我していないかな?

いつでもお水が飲めるようになってるかな?

ベッドは綺麗になっているかな?

お部屋は狭過ぎないかな?

 

教授が考えたチェック項目を、ひとつひとつ確認していきます。

 

お肉になる動物の幸せを願う人は、このマークを目印にして、スーパーでお肉を買うことができます。

 

このマークがついてる商品を買う人が増えれば、農家さんはこのマークを欲しがるようになるので、動物に優しい農場がどんどん増えていきます。

 

この仕組みがどんどん広がっていけば、たくさんの動物が幸せに暮らせそうね!

 

そうだね。しかし、ひとつ問題があるんだ。

 

農家さんは、オリジナルマークをもらうためには、沢山のお金と時間をかけなくてはいけません。お肉になる動物が幸せに暮らせる環境をつくるためには、お金と時間がかかるのです。

 

毎日忙しい農家さん、お金と時間がかかるばかりでは、自分たちが生活出来なくなってしまいます。

 

なので、オリジナルマークをもらった農家さんは、少し高い値段で商品を売らなければいけません。

 

教授がどんなに頑張ってオリジナルマークを渡しても、マークがついた商品を買ってくれる人がいないと、この仕組みはうまくいかないのです。

 

動物の幸せのために、お菓子を一つ買うのを辞めて、少し高いお肉でも買ってみようかな。そう思ってくれる人が増えると、教授の仕組みがどんどん広まっていきます。

 

教授が代表をしている、一般社団法人アニマルウェルフェア畜産協会のホームページはこちらです。

 

http://animalwelfare.jp/awconfirm/

産業動物の救世主!インスペクター

イギリスには、動物を救う専門家のインスペクターという人がいます。

 

インスペクター…

 

何をしてる人か、気になりますよね!

 

一言で言うと、苦しんでいる動物のところに駆けつけて助けるお仕事をしています

 

インスペクターのもとには、日々沢山の通報の電話がかかってきます。

 

「近所の農場の豚さん達が、お水や食べ物がない場所に閉じ込められてしまっている」

「牛さんが、狭くて汚い場所で飼われている」

 

などなど。一年間に約15万件の電話があります。

※産業動物以外の動物の案件も含みます。

 

その電話の情報をもとに、現場へ駆けつけます。そして、苦しんでいる動物を助けます。

 

お水をあげたり

ご飯をあげたり

傷を治したり

連れて帰って新しい飼い主を探したり

 

様々な方法で助けます。

 

動物を助けるときに一番大変なことって何だと思う?

 

動物が逃げたり暴れたりしないようにすることかしら。

 

いや。飼い主の人間とお話をすることなんだ。

 

飼い主の方に、あなたの動物を助けますと言ったり、動物の飼い方を注意をしたりすると、

 

愛情を持って育ててるのに何で?!

私が病気でそれどころじゃなくて、、、

 

などと、怒ったり泣いたりすることがあります。

 

そんな飼い主さんにも、インスペクターは寄り添ってお話を聞き、少しずつ信頼関係をつくって、伝えたいことを理解してもらえるようにします。

 

暑い日も寒い日も、インスペクターは一人で現場にかけつけます。

 

災害現場に行ったり、高いところにハシゴを使って登ったりすることもあります。

 

どうしても助からない動物は、動物のことを考えて安楽死させることもインスペクターのお仕事です。

 

本当に動物を愛しているからこそ出来るインスペクターのお仕事、かっこいいですね!

あなたにも明日から出来る3つのこと

動物にどこまでやるか?

どこまで出来るか?

 

は人それぞれ。

 

正解はないと思います。

 

でも、もし、あなたがお肉になる動物を少しでも幸せにしたいと思ったら、明日からでも出来ることがあります。

 

科学者や教授やインスペクターにはなれなくても、あなただからこそ出来ることがあります。

ステップ1

お肉になる動物が、生きている間どんな暮らしをしていたか?に興味を持つ

 

お肉を買うときに、どんなことを考えてお肉を選ぶ?

 

値段は安いかな?美味しいお肉かな?産地はどこだろう? いつもこんなことを考えている気がするわ。

 

値段・味・産地、このようなことを考えてお肉を選ぶ方が多いのではないでしょうか。

 

お肉を買うときに、

 

動物はどんな生活をしてた?

 

と、考えてみてること。

 

それだけでも、産業動物を救う大きな一歩になります。

ステップ2

オリジナルマークがついた商品を買う

 

産業動物の生活に興味を持つだけでも、大きな一歩ですが、

 

さらに、少し値段が高くても、お肉になる動物の幸せを願って、オリジナルマークがついた商品を買うことで、沢山の動物を幸せにする仕組みを応援することができます。

 

値段が高いだけではなく、ストレスいっぱいの環境で暮らしていた動物より、ストレスの少ない生活をしていた動物のお肉の方が、味が美味しいと聞いたことがあります。

 

売る人は、買う人が欲しがるものを作ります。なので、買う人が変わることが、仕組みを変える大きな大きなパワーになるのです。

 

日本では、まだ、オリジナルマークがついた商品を買えるスーパーは少ないです。私の家の近くのスーパーでも、マークがついた商品を見つけることは出来ませんでした。でも、買う人の意識が変われば、これからどんどん増えていくのではないかと思います。

 

今、日本でオリジナルマークを作っている団体を紹介します。

 

 

●一般社団法人 アニマルウェルフェア畜産協会

 

先ほどご紹介したアニマルウェルフェア畜産協会です。ホームページはこちらです。

 

ホーム
アニマルウェルフェアとは アニマルウェルフェア(Animal Welfare)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。欧州発の考え方で、日本では「動物福祉」や「家畜福祉」と...

 

 

●Animal Welfare Food Community Japan

 

Animal Welfare Food Community Japan(AWFCJ)という団体も、オリジナルマークを作っています。

 

アニマルウェルフェア畜産協会の代表をしている教授に、「教授の他にもマークを作っている人を知っていますか?」と質問したら、こちらの団体を紹介してくださいました。

 

団体のホームページはこちら。

 

Animal Welfare Food Community Japan

 

AWFCJ ロゴAWFCJのオリジナルマークはこちら。

 

私が参加した勉強会には、AWFCJの方も参加していました。

 

残念ながら、当日お話をすることは出来なかったのですが、後ほどホームページを見て、団体の考えていることにとても共感しました。

 

 

 

●日本GAP協会(Japan GAP Foundation)

 

日本GAP協会(JGAP)という団体も、オリジナルマークをつくっています。

 

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村では、GAPのオリジナルマークをもらった農家の食材を使わなければならない、と決められています。

 

GAPにはいくつかの種類があるのですが、JGAPはそのうちの1つです。

 

日本GAP協会のホームページはこちら。

 

日本GAP協会
ASIAGAP/JGAPは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証です。

 

オリジナルマークはこんな感じです。

JGAP チラシ1

JGAP チラシ2

RSPCAの講師の方は、JGAPは、RSPCAのオリジナルマークよりも基準が低いと言っていました。JGAPの基準もまだこれから高くなっていきそうですね。

 

ちなみにイギリスでは、RSPCAのオリジナルマーク以外にも沢山のマークがあります。

 

イギリス 認証マーク

 

イギリスには、オリジナルマークがついた商品が日本よりも沢山あります。それは、その商品を買いたがる人が多いからです。

 

あなたの家の近くスーパーに、オリジナルマークの商品がなかったら、こういう商品ありますか?と店員さんに聞いてみてください。

 

そのお店に商品がなくても、沢山の人が店員さんに質問することによって、「お客様はそういうものを買いたいと思っているのか」と、スーパーが仕入れてくれるようになるかもしれません。

ステップ3

勉強会に参加する

 

産業動物の幸せを考えることについて、もっと知りたいと思ったら、ぜひ勉強会に参加してみてください。

 

専門家からお話を聞くと、今まで知らなかったことを沢山知ることが出来ます。また、勉強会に参加している人と仲良くなることもあって、とても楽しいです。

 

jawsの勉強会がおススメです。とても安い参加費で、勉強になるお話を沢山聞くことができます。jawsとは公益社団法人日本動物福祉協会のことで、1956年から日本にある動物福祉の活動をしている団体です。

 

ちなみに、私が今回参加した勉強会はこちら。

 

RSPCA チラシ2

RSPCA チラシ1

 

jawsの勉強会の情報は、ぜひこちらから確認してみてください。

 

UPLOAD|公益社団法人日本動物福祉協会
UPLOAD、公益社団法人 日本動物福祉協会は、会費と寄付だけで活動する協会です。犬や猫などのペットの里親募集、チャリティ、セミナーなど、動物に関する福祉活動を行っています。ご支援、ご寄付を募集してます。

 

 

また、先ほどご紹介したAWFCJでも、「AWライフスタイルマスター」という、お肉になる動物の幸せを考えるリーダーを育成する勉強会をやっているようです。

 

私は参加したことがないのですが、情報はこちらです。実際に農場に行って勉強が出来るみたいです。私も機会があったらぜひ参加したいと思っています。

 

アニマルウェルフェア大学講座開講 | Animal Welfare Food Community Japan

まとめ

お肉になる動物の幸せのために頑張る人たちと、あなたにも出来ること3つを紹介しました。

 

産業動物の幸せのために頑張っている人は、まだまだ沢山いると思います。あなたに出来ることもまだまだ沢山あると思います。

 

こんな情報知ってるよ!ということがあれば、ぜひコメントで教えてください。私も、新しいことを学んだらまた皆さんにお伝えしたいと思います。

 

あなたにも明日からできることで、日々頑張っている科学者や教授やインスペクターを応援しませんか?

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