いろいろ勉強したし、いろいろ経験した。それを人に伝えたいけど、何が出来るか分からないし、自分に出来ることはないかも…。と思ったことありませんか?
特に、野生動物の保護や地球環境の保全に興味がある方は、入手した情報を社会に発信してきたいと思いながらも、一歩が踏み出せずにいる方も多いのではないかと思います。
ボランティアで知り合った内海はるかさんは、そんな「出来ないループ」を抜け出して、写真を使って野生動物保護や環境保護のメッセージを伝えていくことから始めてみようと考えています。
「考えすぎて動けない自分」を捨てて、「まずはやってみる自分」になった内海さんの考え方や行動がとても素敵なので、ご紹介します。
また、内海さんが写真を通して伝えたい野生動物の現状についてもご紹介します。
内海はるかさんってどんな人?
内海はるかさんは、27歳の女性で、現在は事務と飲食店のお仕事を掛け持ちしながら、休日は動物保護の活動をされています。
とても穏やかで人に安心感を与える人柄なのに、心の中には熱い想いが燃えている、「静」と「動」、「弱」と「強」といった、相反する要素をバランス良く併せ持っているような、不思議な魅力を持つ女性です。こちらは、内海さんがケニアに行ったときの写真です。

内海さんってどんな人なのかしら?もう少し知りたいわ。

内海さんのご経歴を簡単にご紹介します。
写真で野生動物を保護する活動
内海さんは、ボルネオやケニアのスタディツアーに参加して現地の写真を撮り、写真にはメッセージを伝える力があると考えるようになりました。
そして、リアルな現実を写した写真を通して、野生動物保護や環境保護についての情報発信をしていくことから始めてみようと考え、現在、写真展開催に向けての準備を進めています。

そんな内海さんのお写真がこちら。「下手でもまずはやってみたいんです。」と言って頂いた写真なのですが、全部素敵すぎて、写真の知識がない私は、プロとの違いが全然分かりませんでした!
ボルネオの空と、子どものオランウータン。
ケニアの大地とそこで生きる動物たち。
自然や野生動物にカメラを向けている内海さんを想像しながら写真を見ると、自然を尊敬する想いや、野生動物を守りたいという気持ちが伝わってきます。
野生動物写真展開催の決意を支えたもの
情報を「受け取る」側から「発信する」側になるのって、勇気がいりますよね。内海さんも、「情報を発信出来る人になりたい」「でも何も出来ない…。」と、5~6年の間、「もどかしさ」「焦り」「苦手意識」など、いろんな感情を感じていました。
でも、その感情に飲み込まれず、「まずは写真展をやってみる」と思えたのは、ほんの少しの「考え方」と「行動」の習慣の積み重ねがあったからでした。
何か出来る人になりたい
内海さんは、「自分には何も出来ない…。」という気持ちを度々感じながらも、それでも「何か出来る人になりたい」という気持ちを持ち続けていました。

「出来ないこと」に目を向けて諦めることももちろんあるけど、それと同じ数だけ「出来ること」に目を向けているんだね!
とりあえず行ってみる
内海さんは、興味がある場所へは、とりあえず勇気を出して行ってみる習慣があります。

「行く」と同じ想いを持った人との「出会い」が生まれるし、素敵なインプットをするとアウトプットしたくなるし、「行く」ことが全ての始まりなのね!
まずはやってみる
内海さんは、「まずはやってみよう」と考えています。

内海さんの考え方や行動、すごく素敵!ただ、やっぱり情報発信をするのは苦手、と感じる人もいるかもしれないよね…。

そうよね。情報を受け取って協力していくことも素敵だし、「こういう生き方だけが正解」ということはないと思う。でも、もし「伝える側になりたい」「けど出来ない」と感じている人がいたら、内海さんの習慣はとても参考になると思うの。
写真を通して伝えたい野生動物の現状
ここからは、内海さんが写真を通して伝えたい野生動物の現状を、2つ紹介します。
ボルネオの動物たちの現状
ボルネオ保全トラスト・ジャパン理事長 石田 戢さんは、ホームページでボルネオの現状について、次のようにお話されています。

スーパーで売られている商品の裏側の食品表示を見ると、パームオイルが使われているものが沢山あります。ボルネオの現状と私たちの生活は繋がっているんだね…。
ボルネオ保全トラスト・ジャパンは、分断された生態系をつなぐ「緑の回廊プロジェクト」や、ボルネオゾウを保護するための「恩返しプロジェクト」など、ボルネオのいのちを未来につなぐ活動に取り組んでいます。

内海さんのようにボルネオまで足を運ぶことは出来なくても、ボルネオの動物を守ろうとしている人の活動を応援することなら出来そうね!

アフリカゾウの現状
「アフリカゾウの涙」という認定NPO法人があり、内海さんはこの団体のスタディツターでケニアへ行きました。「アフリカゾウの涙」のホームページに、アフリカゾウの現状について書かれていました。
1989年に象牙は国際取引が禁止され、2015年には販売も禁止となり、象牙使用の歴史が最も長い中国も象牙の販売をやめました。
日本では、1989年以前に入国していた象牙に関しては、登録をすれば、誰でも販売ができることになっています。中国が象牙の販売をやめて以来、日本は世界一の象牙販売国です。
日本の象牙販売店は約8000店。海外では象牙の国内販売が次々に取りやめられる中、日本は店頭とインターネットに販売店がたくさんあります。

日本では、象牙の80%が印鑑に使われているんだって。象牙の印鑑、特に何も考えずに使ってしまっていたな…。
「アフリカゾウの涙」は、アフリカゾウの魅力や生態系での役割、自然の大切さを子供達に伝え、象牙を必要としない世代作りを目指しています。

象牙を売ったり買ったりしないことなら、今すぐにでも出来そうね!そして、その大切さを次の世代にも伝えていきたいわね。

野生動物写真展開催に向けて
このような野生動物の現状を沢山の人に知ってもらうきっかけを作るため、内海さんは、2020年6月頃に写真展を開催する予定です。東京都内のアフリカ料理店での実施を検討しています。

詳細な情報が決まったら、こちらのブログで紹介します!内海さんの写真展、楽しみだな~!
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