私が動物の保護活動をしたいなと思ったとき、最初に頭に思い浮かんだのはペットの保護活動でした。
しかし、保護活動をしている様々な人からお話を伺い、現代社会では、身近なところ以外にも、少し離れて見えない場所にも沢山の動物がいろんな暮らしをしているんだ!ということを知りました。
そのことを知れたことで、私の動物保護への想いが広がったので、「現代社会では、どんなところで動物が暮らしているのか?」を3分で読める内容にまとめてみました。
これから動物保護の活動を始めてみようかな、と思われている方の、何か参考になれば幸いです。
また、後半では、すぐに始められることや、今後の動物保護活動の希望の光になりそうな「ワンフェルフェア」という考え方についてもご紹介します。
現代社会の動物たちが暮らす場所
動物は、もともとみんな自然の中で暮らしていました。しかし、現代社会では自然以外の場所で暮らしている動物が沢山います。
愛玩動物飼養管理士のテキストでは、動物を5つのカテゴリーに分類しています。

産業動物: 農場で暮らす動物
家庭動物: 家庭で暮らす動物
実験動物: 実験室で暮らす動物
展示動物: 動物園や水族館で暮らす動物

都市化が進んだことによって、なかなか出会う機会がなくなった沢山の動物が、いろんな場所で暮らしているんだね。
どんな暮らしをしている?
現代社会では色んな場所で動物が暮らしていることをお伝えしました。
では、それぞれの場所の動物はどんな暮らしをしているのでしょうか?
家庭動物

家庭動物は、大切にされて幸せに暮らしていそうだな…。

沢山のペットが人間の家族の一員として幸せに暮らしているよね。
でも実は、殺処分や多頭飼育などの問題もあるんだ。しかし、日々活動をされている沢山の保護団体さんや個人の方のおかげで、多くのペットが救われていて、問題の数は少しずつ減ってきているよ。
家庭動物の暮らしについてもっと知りたい!と思われる方には、「愛玩動物飼養管理士」という資格がお勧めです。
私の尊敬する方から、「動物保護をしたいなら、この資格を持っていると、どこかできっと役に立つと思うよ!」と教えていただき、私も現在資格取得に向けて勉強中で、2月下旬に試験を受験予定です。
ペットに関わる日本の課題や、ペットに関連する日本の法律、正しい飼育方法などを体系的に学ぶことが出来ます。
展示動物

展示動物も、動物園に行くとみんな元気に暮らしているように見えるわ…。

実は、不適切な飼育方法が問題となることもあるんだ。でも、様々な動物園が、「エンリッチメント」という、動物が幸せに暮らすためのアイテムを手作りしたりして、飼育方法を改善しているんだ。
昨年の12月7日に、「エンリッチメント大賞2019 表彰式・受賞者講演会」に参加をしてきました。全国の動物園の飼育員さんが、動物が幸せに暮らせるように、限られた予算の中で様々な工夫をしていて、その中でも特に素晴らしい工夫を称える賞が「エンリッチメント大賞」です。
会場の「東京大学農学部弥生講堂一条ホール」は、立ち見の方がいるほどの満員でした!エンリッチメントへの関心が高まっていることが伺えました。
様々な取り組みがありましたが、私は、秋田市大森山動物園の「トナカイのエンリッチメント」が印象に残っています。一晩中、吸血バエに悩まされるトナカイのために、飼育員さんが試行錯誤をして改善を実現されたお話が、とても印象的でした。
動物園の動物の暮らしについて興味がある方は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。
産業動物

産業動物は、農場が近くにないからよく分からないな…。

産業動物は、特に日本は土地が少なくて広い農場を確保することが難しくて、狭い場所で暮らしている動物が多いと言われているんだ。でも、産業動物の生活の質を向上させようと、日々研究や活動をしている方がいるんだよ。
以前、産業動物の幸せの為に頑張る人についてのブログを書いたので、宜しければご一読ください。

日々、動物と向き合い育てて下さっている農家さんの収入を確保しながら、産業動物の暮らしも豊かにすることは簡単なことではないと聞きましたが、それでも諦めずに活動をされている方がいることを知り、とても嬉しくなりました!
あるセミナーで、森林ノ牧場株式会社の代表の山川将弘さんにお会いする機会がありました。山川さんも、産業動物の暮らしを豊かにするために様々な取り組みをされているとても素敵な方でした。

実験動物

実験動物については、全然会う機会がないから、全く想像できないな…。

実験動物の「3R」の理念というのがあるんだよ。この理念は60年も前から提唱されているんだ。
Reduction:実験の数の削減
Refinement:苦痛の軽減

実験動物についての情報は、なかなか多くないので、こちらはとても貴重な資料だと思います!
野生動物

野生動物は、弱肉強食の世界ではあるけど、自然の中でのびのび暮らしているのかな?

野生動物については、2050年までに全体の15~37%の種が絶滅してしまう可能性もあると言われているんだ。
残念ながら、地球環境の変動などによって、野生動物の暮らしはここ最近大きく変わっていると言われています。
動物福祉学の世界的権威である、カナダブリティッシュコロンビア大学の「デイビッド・フレーザー博士」は、今後は、動物保護活動は、地球環境保護活動と連携していくことが大切になる、とお話されていました。
2019年から始まったオーストラリアの森林火災も、地球温暖化が原因の1つに挙げられています。
オーストラリアの森林火災についてまとめた記事はこちらです。

今日から出来ること

仕事や家事で忙しい毎日だけど、その中でも出来ることってあるのかしら?

日常生活に少し工夫を加えるだけで出来る簡単なことも沢山あるよ!
出来ることから始めてみる
「出来ることからコツコツと」が、塵も積もれば山になるはずです。
・エコな要素を少しずつ生活に取り入れる
・地球や動物に優しい商品を買う
・環境・動物保護を掲げる政治家に投票
・環境・動物保護の勉強会に行ってみる
すぐに出来ること、他にも思いついたら随時ブログで共有していきます。参考までに過去の記事を紹介します。
海の生き物のために出来ることについてまとめました。

保護団体や個人活動家さんを応援
地球環境や動物のために活動をしている団体・個人の方を応援するという方法もあります。
・保護団体に寄付をする
・団体・個人の活動をSNSで応援する
こちらについても、信頼できる団体や個人の活動家さんを、随時ブログで共有していきたいと思っています。参考までに過去の記事を紹介します。
野生動物保護の写真展を開催予定の内海はるかさんのインタビュー記事です。

新しい仕組みをつくる
新しいアイディアを考えるのが得意な方は、新しい仕組みづくりにチャレンジしてみるのも良いかもしれません!
以前どこかのサイトで見つけて、参考になるなーと思ってメモした「社会課題解決のフレームワーク」を参考までに共有します。

私はブログをぽつぽつ書くことしか出来てませんが、これらのキーワードを見ながら、「あ!こんな仕組みがあったらいいんじゃない?」と思いつく方は、ぜひ新たな仕組みづくりにチャレンジして頂けたらと思います!
動物保護の希望の光「ワンウェルフェア」
2020年1月26日に、「動物との共生を考える連絡会」が主催するセミナーへ行ってきました。
そこで、先ほど少しご紹介した動物福祉学の世界的権威である、カナダブリティッシュコロンビア大学の「デイビッド・フレーザー博士」から「ワンウェルフェア」という考え方について教えてもらい、「そうだ!これだ!」というビビッときた感覚がありました。
動物を助けることを考える際は、「ワンウェルフェア」という考え方がとても大切になってくると思います。
動物との共生を考える連絡会のコラムに「ワンウェルフェア」とは何かについてのコラムがありました。

デイビッド・フレーザー博士ってこんな人。とても優しい雰囲気のおじいちゃんでした。
「動物」「人間」「環境」は相互関係があり密接につながっているから、動物を救うことは人間を救うことにも繋がる、というのがワンウェルフェアの考え方です。
例えばこんな感じで、「動物だけが幸せ」ではなく、「動物も人も環境も、みんな幸せ」という考え方が「ワンウェルフェア」です。
「人間の幸せ」と「動物の幸せ」はリンクする、という考え方を聞き、希望の光が見えた感じがしました。

人間がより豊かに生きることが、動物や環境がより豊かになることにも繋がる、そんな仕組みが沢山出来れば、沢山の動物を助けることが出来るのではないかと思います。



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